介護日記!28(特養入居)

介護日記

特養入居

ついに父が特養に入居し介護から解放される日がやってきました。入居することを父に話してから入るのが嫌で母に『お金がももったいない』『俺はどこも悪くない、1人で何でもできる』『この家は俺の家だ』『俺が居ない方がいいのか』『俺の人生終わりだな』『死にたい』と施設に入りたくないから母にあたってた。これだけ悪あがきしている姿を見ていたから入居するまで安心していられませんでした。入居の4日前にケアマネジャーが最後の挨拶に来てくれました。父はケアマネジャーを施設の人と勘違いし連れて行かれると思い不安な顔していましたがケアマネジャーが説明して安心していました。入居前々日に姉が鰻重を買ってきてくれて家族全員で最後の晩餐しました。鰻はカリカリに焼かれてて食感もよく凄く美味しかったのでいくらか聞くと2,980と聞いて納得しました。入居前日に施設に持って行く物をほとんど運び込みました。その時にカーテンは前入居者が置いていってくれたので買わなくていいと言われ購入しなくてよく2万円浮きました。いよいよ入居当日、10時に約束していたので20分くらいに出かける準備をした。出発前に玄関前で父と母の写真を撮りました。最大の難関は父を車に乗せることだ、介護の移乗動画をYouTube見て勉強して挑みましたが思って以上に父が何も出来ないので結局は力技で父を持ち上げて車にのせました。家から10分ちょっとで施設に到着しました。車から降ろすのは施設の職員の方がやってくれました。やっぱプロは違う、手際よく車椅子に移乗させてくれました。施設内に入り父の部屋を見せてくれました。入居しているほとんどの方が部屋から出てみんなでテレビを見ていました。その輪の中に父を入れて一緒にテレビ鑑賞させました。父は職員の方に任せて入居に必要な書類を確認して頂き、介護士の方とも今飲んでいる薬について話しました。家で余ったオムツを寄付して家に帰りました。打ち合わせの中でポータブルトイレはレンタルでなく買った物だと話すと持ってきて欲しいと言われたので家に帰ってから洗いました。母を乗せておお墓参りしてついでに施設にポータブルトイレを届けると職員の方が父はどうやってトイレしていたか聞いてきたので説明した。結構手のかかる利用者だと思われたに違いないです。母も割り切っているようで施設には同行しないと言いました。これでやっと父のことを気にせずにいられる生活が戻ってくる。母もゆっくりとリハビリに専念できる環境になって良かったです。普通の生活がどれだけありがたいか分かった介護生活約2ヶ月間でした。介護は辛かったけど母の大変さもよく分かり母の骨折は可哀そうだったけど色々と気付かされることが出来ました。これからは母を大事にして2人で生活して行こうと思います。

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